こんにちは、ケントです。
ぼくはハスキーのバッキーとイリーナと暮らしてきました。田舎で、家で仕事をしながら、子どもたちと暮らしています。大型犬との暮らしでは、雨の日も、仕事が忙しい日も、同じように散歩の時間がやってきます。
先に結論です。
雨の日の散歩は「行く・行かない」の二択にしなくて大丈夫です。①安全に歩けるか、②犬の様子はどうか、③帰ったあとに世話ができるか、の3つで決めて、短くした日は家の中で過ごす時間を工夫する。これがぼくの考え方です。
なお、この記事は「うちはこうしている」という体験談ではありません。ハスキーのような大型犬の家なら、ぼくはこう考えるという整理です。犬の年齢や体調、住んでいる場所で正解は変わるので、自分の家に合うものだけ使ってください。
本記事の内容
- 雨の日の散歩を決める3つの基準
- 雨の日に歩くときの注意点
- 帰ってからの流れを先に決めておく
- 散歩を短くした日に、家の中で過ごす5つのアイデア
- 雨が続くときの考え方
- よくある質問
雨の日の散歩を決める3つの基準

雨の日に迷うのは、「犬がかわいそう」と「人がしんどい」が頭の中で混ざるからだと思います。ぼくなら、次の順番で分けて考えます。
1. 安全に歩けるか
いちばん先に見るのは、雨の強さより「その道を安全に歩けるか」です。
- 雷が鳴っている、風が強い、大雨や台風で警報が出ている
- 川や用水路のそば、低い土地など、水があふれそうな場所を通る
- 暗くて足元も車からの見え方も悪い
こういう日は、散歩をやめるのが無難です。トイレは、雷や強い風がおさまるのを待ってから、家のすぐ近くで短く済ませます。川や用水路のそばには近づかないでください。避難の情報が出ているときは、散歩より避難の判断を優先します。大型犬は力が強いので、雷に驚いて急に走り出されると、人が転んだりリードが手から抜けたりするおそれもあります。
災害のときに連れて逃げる準備は「大型犬の防災、何から始める?」にまとめています。
2. 犬の様子はどうか
同じ雨でも、犬によって受け止め方は違います。喜んで出ていく子もいれば、玄関から動かない子もいます。
嫌がっているのに長く歩かせる必要はないと、ぼくは思います。子犬やシニア犬、持病のある子、体調が今ひとつの日は、なおさら無理をさせないほうが安心です。
逆に、外でしかトイレをしない子は、雨でも短い時間は外に出ることになります。「散歩」ではなく「トイレだけ」と割り切って、用が済んだら帰る日があってもいいと思います。
3. 帰ったあとに世話ができるか
見落としやすいのがこれです。大型犬の雨の日は、歩いて帰ってからも世話が続きます。
毛の厚いハスキーは、一度濡れると乾かすのに時間がかかります。このあと予定が詰まっている日に長く歩くと、濡れた犬をそのままにすることになりかねません。
だからぼくは、「帰ってから拭いて乾かす時間まで含めて散歩」と考えるのがいいと思っています。時間がない日は、短く歩く。それでいいと、ぼくは思います。
雨の日に歩くときの注意点

歩くと決めた日に、気をつけたいことをまとめます。
- 足元を優先する:濡れたマンホールや金属のふた、タイル、落ち葉の上は滑りやすいです。人が転ばないよう、靴と歩く道を選びます
- リードは長く伸ばしすぎない:張らせたままにせず、すぐ止まれる長さで持ちます。引っ張りが強い子だと、濡れた道では人が踏ん張りにくくなります。手が濡れていると握りも甘くなりがちです
- 水たまりの水を飲ませない:何が混ざっているか分かりません。のどが渇いていそうなら、帰ってから家の水を飲ませます
- 犬と人の「見えやすさ」を上げる:雨の日は昼でも薄暗く、車や自転車からも見えにくくなります。反射材やライトが役に立ちます
- 傘より、両手が使える雨具を考える:大型犬のリードを片手で持ちながら傘をさすのは、ぼくはおすすめしません。人はレインコートのほうが安全だと思います
犬用のレインコートは、嫌がらないなら選択肢のひとつです。ただ、ハスキーのような胸の厚い犬は体に合うサイズを探すのに手間がかかるかもしれません。無理に着せるより、帰ってから拭くことを前提にするのもひとつの考え方です。
暗い時間の見え方や、帰宅後に拭いて乾かす話は「ハスキーは寒さに強い?冬に気をつけたい7つのこと」にも書いています。引っ張りが気になる子は「大型犬の散歩で引っ張るときの対策」も参考にしてください。
帰ってからの流れを先に決めておく

大型犬の雨の日は、玄関の段取りが大事だと思います。足跡は大きくなりますし、体をブルブルッと振れば、まわりに水も飛ぶはずです。
慌てないためには、出かける前に玄関の準備をしておくのがいちばんです。ぼくなら、この順番で考えます。
- 大きめのタオルを2〜3枚、玄関に置いておく
- 玄関に入ったら、部屋に上がる前に足・お腹・胸・しっぽを拭く
- 肉球や指の間に、傷やゴミがないか見る
- 別のタオルで背中や首まわりの水気を取る
- 毛をかき分けて、根元まで濡れていないか確かめる
ハスキーのように毛が厚い犬は、表面が乾いて見えても奥が湿っていることがあります。根元まで濡れている日はドライヤーを使いたいところですが、音を怖がる子もいるので、弱い風から少しずつ慣らしてあげてください。
濡れたあとに皮膚の赤みや強いかゆみが続くときは、乾燥や湿気のせいと決めつけず、動物病院に相談してください。
床の掃除は、うちならいつものお掃除ロボとクイックルの流れの中で片づけます。うちの掃除の回し方は「ハスキーの抜け毛、うちはお掃除ロボとクイックルで回している」に書いています。玄関まわりの物の置き方は「大型犬と暮らす家でやってよかったDIY」も参考になると思います。
散歩を短くした日に、家の中で過ごす5つのアイデア

散歩が短い日は、体を動かす量を同じにしようとしなくていいと思います。ねらいは、頭や鼻を使ったり、人とゆっくり関わったりして、気持ちを満たしてあげることです。
1. ノーズワーク(フード探し)
いつものフードやおやつを、タオルの間や部屋のあちこちに隠して探してもらう遊びです。特別な道具がいらず、1回の食事の一部を使えばカロリーも増やさずに済みます。
2. 知育トイでごはんを食べる
中にフードを入れて転がしたり、なめたりしながら食べるおもちゃです。ふだんのフードを使えば、おやつを増やさなくても時間をかけて楽しめます。
大型犬はかむ力が強いので、体に合った大きさで、壊れにくいものを選びます。かじって壊していないか、最初は人が見ているときに使うと安心です。
3. 短いトレーニング
「おすわり」「待て」「出して」のような基本を、1回数分だけ。雨の日は外の刺激が少ないぶん、家の中で落ち着いて練習しやすい日でもあります。
長くやるより、できたらほめて終わる。短いほうが犬も人も続きます。
4. 引っ張りっこ
大型犬は引く力が強いので、人が負けないように足元を整えてやります。滑る床で勢いよくやると、犬の足にも人の腰にも負担になりやすいので、マットやラグの上で、短めに。
興奮が高まりすぎたら、いったん止めて落ち着かせます。小さな子どもだけで相手をさせず、大人がそばにいるようにしてください。子犬やシニア犬、歯や首に不安がある子は控えめにしてください。
5. ブラッシングと、体を触る時間
雨の日は、動かない過ごし方もありです。ブラッシングのついでに、耳、足先、お腹などをゆっくり触っておくと、ふだんと違うところに気づきやすくなります。
換毛期なら、ついでに抜け毛も回収できます。やり方は「ハスキーの抜け毛は本当にヤバい?換毛期を乗り切る7つの対策」にまとめています。
雨が続くときの考え方

1日ならなんとかなっても、梅雨や秋の長雨で何日も続くと、犬も人もだんだんしんどくなります。
- 雨の弱い時間を天気予報で見て、そこに短い散歩を入れる
- 仕事の予定と散歩の時間を入れ替える
- 家族で「今日はだれが行くか」を分担する
- どうしても回らない日は、散歩代行や預かり先を使う
フリーランスなら、雨の弱い時間に合わせて予定を動かしやすいと思います。仕事の組み立て方は「大型犬と暮らしながら、フリーランスの仕事を回す3つのルール」に書いています。
物を壊す、落ち着かない、夜に寝ないといった様子が続くなら、運動が足りていないのかもしれませんし、体調の問題かもしれません。続くときは、獣医師やトレーナーに相談してみてください。
よくある質問

雨の日は散歩を休んでも大丈夫ですか?
犬の年齢や体調、トイレの習慣によって変わるので、「休んでも大丈夫」とは言い切れません。ただ、危ない天気の日は無理に歩かず、天気が落ち着いてからトイレだけ済ませて、家の中の時間を増やすほうが、ぼくは安全だと考えています。
レインコートは必要ですか?
なくても歩けます。濡れたあとにしっかり拭いて乾かせるなら、無理に着せなくてもいいと思います。寒い日やシニア犬で濡らしたくないときは、犬が嫌がらないものを試してみてください。
ドライヤーを嫌がります。どうしたらいいですか?
無理に当てず、タオルでしっかり水気を取るところから始めます。弱い風を離れたところから当てて、おやつをあげながら少しずつ慣らすのが無難です。熱い風を近くから当て続けないよう気をつけてください。
雷を怖がります。
雷の日は、無理に外へ出さないほうがいいと思います。家の中に隠れられる場所を作って、そばで落ち着いて過ごすのがいいと思います。おびえ方が強いときは、獣医師に相談してみてください。大きな音への備えは「年末年始、大型犬と暮らす家で気をつけたい7つのこと」にも書いています。
まとめ|雨の日は「歩く量」より「その日の決め方」

大型犬の雨の日は、毎回悩むより、先に決め方を持っておくとラクになります。
- 安全に歩けるか、犬の様子、帰ったあとの世話の3つで決める
- 雷・大雨・台風の最中は外へ出ない。落ち着いてからトイレだけの日があってもいい
- 歩く日は足元とリードを優先し、水たまりの水は飲ませない
- 玄関にタオルを置いて出かけ、部屋に上がる前に拭く
- 短くした日は、ノーズワーク・知育トイ・短いトレーニングなど、家の中の時間を足す
まずは今日、玄関のどこにタオルを置くかを決めるところから始めてみてください。次の雨の日の朝が少しラクになるはずです。
ハスキーとの暮らし全体の準備は「シベリアンハスキーの飼い方完全ガイド」にまとめています。
※本記事は一般的な情報と、ハスキーと暮らしてきたぼくの考えをまとめたものです。犬の体調や皮膚、行動に不安がある場合は、獣医師へ相談してください。
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